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経営者として整理しておきたい資金調達の方法3種類

2020-04-19

資金調達を考える際、皆さんはどのような方法を思い浮かべますか?

比較的馴染みのあるものとしては銀行融資が挙げられるのではないかと思います。しかし、銀行融資以外にも様々な資金調達の方法があります。そして、様々な資金調達の方法を上手く組合せ、使いこなすことが経営者には求められます。そこで今回は資金調達の種類を整理し、それぞれのメリット、デメリットを考えていきたいと思います。また、飲食店経営における実行例も合わせて紹介していきます。

資金調達の方法

資金調達の方法は主に3つに分類して考えることができます。
①「資産」を資金に変換する方法(アセットファイナンスと呼ばれます)
②「負債」として資金を調達する方法(デッドファイナンスと呼ばれます)
③「資本」として資金を調達する方法(エクイティファイナンスと呼ばれます)
以下、それぞれのメリット、デメリットについて説明します。

資産

①「資産」とは、貸借対照表において資産に該当する項目を指します。すなわち、有価証券、売掛金、在庫等が該当します。アセットファイナンスとは、このような企業のもつ資産を換金(主に売却)することにより、資金を調達する方法です。
・メリット:企業の信用力が低下している場合などにも低コストで資金を調達できます。
・デメリット:信用に足る⇒①流動性のある上記のような資産を保有していなければ、この方法は使うことができません。
・飲食経営の際の例:在庫の売却(ex. ワイン、その他高額なもの等)によりまとまった現金を調達する。

負債

②「負債」とは、貸借対照表において負債に該当する項目を指します。すなわち、長期・短期借入金、社債、買掛金⇒②削除 等が該当します。デッドファイナンスとは、このような負債として資金を調達する方法です。銀行から受ける融資はこれに該当します。

・メリット:調達先が豊富なため、資金を調達することが比較的容易です。また、調達した金額に対する利息の支払は税務上損金として扱われるため支払う税金を抑えることが可能となります。⇒③削除 ※調達額に比較して利息部分は少額で、税金を抑える意味合いが少ない為

・デメリット:返済、利息の支払いにより将来の経営活動により手元に残る現金が減少する要因となります。⇒④過剰な借入は貸借対照表(B/S)を毀損し、過度な返済負担が経営活動を圧迫することになります。
・飲食経営の際の例:信用保証協会の保証付融資を受ける。(これを利用することにとり中小企業や個人事業主は銀行から融資を受ける際のハードルを低くすることができます。)"

資本

③「資本」とは、貸借対照表において純資産に該当する項目を指します。すなわち、株式が該当します。エクイティファイナンスとは、投資を受けることにより資金を調達する方法です。近年主流になってきているクラウドファンディングも多くの場合、エクファイナンスと考えられます。(一部貸付型のものがあり、この場合、利息が発生するため、デッドファイナンスと考えられます。)

・メリット:調達した資金に関して、返済義務は発生しません。

・デメリット:株主が増えるため、場合によって経営権が奪われる可能性が高くなります。
・飲食経営の際の例:面白いアイディア(新商品等)を実現するために 追加⇒⑤ファンド型あるいは株式型の クラウドファンディングにより資金を公募する。


以上、いかがでしょうか。
実際に銀行融資を受ける場合、企業の「安全性」(ex. 自己資本比率(負債と資本の割合) etc)が主に評価されます。そのため、銀行融資をメインとして資金調達を繰り返すことは、自己資本比率を低下させ銀行からの信用を損ねる要因となるため、長期的には有効な方法とは言えません。そして、なにより経営破綻の原因となります。3つの資金調達を上手く組合せることで計画的に資金調達を行うことが重要です。

また上記以外にも、国からの助成金や補助金等、貸借対照表に直接反映されない資金調達も存在します。国、地方自治体のホームページを確認し、これらの情報を常に整理しておくことも成功する経営者には必要なスキルです。

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