2019-09-14
「No show(ノーショー)問題」
こんな言葉を聞いたことはありませんか?
お店の予約をしたのに時間になってもお客様がお店にこない、またはお店から連絡をしても無視をする…、そんな状態を意味する言葉です。
そしてこの「No show問題」によって飲食店が受けている被害額は一体いくらだと思いますか…?
なんと年間2000億円もの被害額が出ていると言われています!
そんな「No show問題」はどうやったら防げるのでしょうか?
2018年11月1日、事態を重く見た国が動き出し、経済産業省が中心となって『No show(飲食店における無断キャンセル)対策レポート』を発表しました。
このレポートでは、「飲食店側は無断で予約キャンセルをした客に対して、損害賠償できる」という指針が明示されました。
損害賠償できるとはいえ、なるべく飲食店側もお客様を訴えたくはないと思います。
では飲食店がとるべき対策は何なのでしょうか?
「No Show対策レポート」では4つの対策方法が書かれていました。
①予約確認の徹底を心がける
②お客様がキャンセル連絡をしやすい仕組みを整える
③キャンセルの方針や金額に関して目安を示す
④事前決済やデポジットの仕組みを導入する
「予約の自動確認メールをお客さんに送っているから大丈夫なはずだ。」と思われているお店の方も多いと思います。ただうっかりで忘れてしまう可能性は誰にでもあると思います。そんなうっかり忘れを防ぐために「氏名」・「連絡先」などの情報を抑えることはもちろん、予約日前日までのリマインドメールや電話をすることで、無断キャンセルやドタキャンを防止しましょう。
「予約したけど、用紙が入ってお店にいけなくなってしまった。キャンセル予約の仕方が分からないし、申し訳ないけどこのままでいいか…」こんな思いをしたことがある人もいるのではないでしょうか。
「結果的にNo showになってしまう」、そんなケースを防ぐために、例えば「HPにキャンセルボタンを設置する」、「メールフォームを設置する」といった対策をすることで、お客様がすぐにキャンセルできる仕組みを整えましょう。
お客様が予約をするタイミングで「キャンセル料は、前日50%、当日なら100%」といったキャンセルに対するお店の考え方を、予約の方法に関係なく伝えるようにしましょう。事前にお客様に方針を伝えておくことで、無断キャンセルの防止や予約に伴うトラブルを防ぐことに繋げられます。
予約の人数が多い場合など金額が大きくなればなるほど、キャンセルによるダメージは大きくなってしまいます。
そこでクレジットカードの事前登録をしてもらい、「来店前に事前払いをしてもらう」設定をするか、「キャンセルをした場合は自動的に一定額が引き落とされる仕組み」を設定することで、No showの抑止力にしましょう。
<参照リンク>
http://mi-g.jp/mig/admin-article/detail/id/17722
https://www.smbc-card.com/cashless/knowledge/article1.jsp
https://cashless.go.jp/
https://www.meti.go.jp/policy/mono_info_service/cashless/index.html
https://www.meti.go.jp/press/2018/04/20180411001/20180411001-1.pdf
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